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執筆者の写真nagoya2000

【21年秋開業】(仮称)春日井商業プロジェクト

更新日:2020年9月10日

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(仮称)春日井商業プロジェクトは、春日井市六軒屋町字東丘に建設中のショッピングモールです。


国道19号線沿いの大型ショッピングモール「ザ、モール春日井Part1」が今年の2月に閉鎖した後、ダイワハウス工業により、跡地を再開発すると発表されていました。そんな中、9月4日に大和ハウス工業から公式に、再開発の情報が発表されました。




大和ハウス工業のリリース情報より


▶︎目次
・ザ、モール春日井とは?
・春日井商業プロジェクトの詳細
・建設現場の様子
・今後の課題



ザ、モール春日井とは

 

ザ、モール春日井は、春日井市を代表する大型商業施設です。その起源は1977年まで遡ります。当初は西武春日井ショッピングセンターとして開業し、「春日井西武」が入居していました。当時としては珍しい大型ショッピングモールで注目を集めたと言います。

1992年に増築し、ザ・モール春日井に名前を改めます。このときに作られた、既存の施設と増築部分とを繋げるステンドグラスの景観は、ザ、モールを象徴するものとして、春日井市第2回都市景観賞を受賞しています。




ザ・モール春日井の夜景(春日井市ホームページより)


また、今回の再開発によって、このステンドグラスの行方が心配されていましたが、今回の春日井商業プロジェクトのリリースを見る限りでは、正面の位置に復元される模様です。


春日井商業プロジェクトの詳細

 

新しい商業施設となる、春日井商業プロジェクトは21年秋に開業予定で、現在工事が進められています。店舗数は70店となり、敷地面積約6.4万㎡、建築面積約3.7万㎡、総延床面積約8.1万㎡もの大型商業施設になります。(ニュースリリースより)

コンセプトは「都市と自然を結ぶ」


内装は、植物や木を使ったモダンな作りとなっていて、エントランス部分では「マルシェ」を開催するなど、地域や自然に貢献するショッピングモールにしていくとのことです。


▶︎事業詳細

名称:(仮称)春日井商業プロジェクト

所在地:春日井市六軒屋町字東丘22他

開発事業区分:中高層建築物(店舗)

構造:鉄骨造 地上3階建て 敷地面積:64,322.07㎡(19,457,43坪) 建築面積:約37,787㎡(11,430坪) ※既存立体駐車場面積10,594㎡含む 延床面積:約81,846㎡(24,758坪) ※既存立体駐車場面積18,989㎡含む 店舗面積予定:約40,000㎡ 駐車台数:約2,200台 事業主体:大和ハウス工業株式会社 設計・施工:株式会社福田組 商業環境設計:株式会社船場 着工日:2020年8月31日


建設現場の様子

 

実際に工事現場の様子を見に行ってきました。


ザ、モール時代の看板は取り外され、工事用の柵に囲まれ建設が進められている。

​​


19号沿いから見た新しい工事現場の様子。横から見るとその大きさが伺える。



今後の課題

 

ザ、モールが新しいショッピングモールとして生まれ変わることで、「春日井の新たな顔」が誕生することになります。

しかしその一方で、春日井駅前などの商店街や商業施設などには、影響が出てくることにもなりそうです。21年夏には春日井駅前マンションや商業施設が入居する高層マンションが建設される予定となっています。現状では、春日井駅と、春日井商業プロジェクトが建設される19号沿いの交通アクセスが悪く、モールの利用者のほとんどが車の利用者です。

駅前周辺の活性化のためにも、春日井商業プロジェクトの周辺と駅前をつなぐシャトルバスの運行などがされることを望みたいです。


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