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【名古屋のこれからを考える】岡崎市の中心市街地活性化について

執筆者の写真: nagoya2000nagoya2000

更新日:2020年6月25日


中部地方で古くから栄える岡崎市。長い間三河地方の経済の中心でもあり、また歴史が深い街としても知られている。 しかし近年の岡崎市の中心市街地は寂れたシャッター通りに、今にも閉店しそうなデパートが並んでいる。しかし岡崎市は過疎化しているわけではない。中京圏の中核都市であり、名古屋のベットタウンでもあり、人口は岡崎市統計ポータルサイトによると平成10年の332761人の人口に対し29年は384659人と増加傾向にある。 人口が増加しているのにも関わらず、市街地が衰退しているのか? その理由の1つとして、1995年に出来たイオンモール岡崎の影響が大きい。イオンモール岡崎は1995年に開業し現在では200以上の専門店やシネマコンプレックスなどが入店していて、東岡崎駅からイオンモールまでのシャトルバスが運行されている。イオンモールの開業によって、車経済圏のみならず、電車で来た人も気軽にイオンモールへ行けるようになっている。来場者数も年間で1800万人を見込んでいて、イオンモールによる影響は大きい。イオンモールが出来たことによって新たな雇用が産まれたことは事実だが、それまで市で一番の繁華街だった市街地の東岡崎駅、康生町エリアは大打撃を受け、百貨店は続々と撤退していった。イオンができた3年後の1998年イオン系列の康生町のジャスコが撤退。中心市街地から活気を奪い、集客がなくなった途端に自社の系列店を撤退させるというイオンの街全体を考えない自社利益優先の経営体制は批判されるべきだ。しかしこれは岡崎だけの問題ではなく、イオンなどの進出により街が破壊された事例は全国に数多くある。 その後も2001年に名鉄メルサ、2010年に松坂屋、2011年にセルビが撤退と康生町は瀕死の状態だ。 このような状況から脱して、岡崎をもう一度活気のある街にするためには、東岡崎駅周辺地区整備事業を早期実現する必要がある。東岡崎駅周辺地区整備事業は現岡ビル百貨店を取り壊し、駅ビルやバス乗り場の再整備や周辺再開発を行う計画だ。 この計画をして駅周辺の集客を再整備し、更には康生町にも人の流れが行くような取り組みが今後の岡崎には必要になってくるだろう。 岡崎には岡崎駅と東岡崎駅の2つの街がある。しかし現状では2つの街の連携がうまくいっていないと思う。康生町、東岡崎駅、そして岡崎駅が連携していけるか、そしてイオンモールなどの郊外店にどう対抗していくかが今後の課題だと思う。

記事元

https://centraljapan.wordpress.com/2017/01/16/%E5%B2%A1%E5%B4%8E%E5%B8%82%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%BF%83%E5%B8%82%E8%A1%97%E5%9C%B0%E6%B4%BB%E6%80%A7%E5%8C%96%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

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