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  • 執筆者の写真nagoya2000

【名古屋のこれからを考える】サークルKサンクスの消滅-進むコンビニブランドの統合

更新日:2020年6月25日


先日、僕の家の近くのサンクスが閉店した。どうやらサンクスからファミリーマートへの改装らしい。

『2016年(平成28年)9月1日に親会社のUGHDがコンビニエンスフランチャイザー大手のファミリーマートと経営統合(従来のファミリーマートは、ユニー・ファミリーマートホールディングスに社名変更)し、旧・ファミリーマートから事業部門の譲受を受け、同日から社名を株式会社ファミリーマートに変更した。』

Wikipedia『サークルKサンクス』より

ファミリーマートとユニーが経営統合をして、従来の旧ファミリーマートがユニー・ファミリーマートフォールディングスに社名変更をし、旧ユニーは消滅、そして旧ユニーの子会社であったサークルKサンクスが旧ファミリーマートから事業部門を譲受して社名のファミリーマートに変更しコンビニ事業を統一した。ということだ。そのため旧サークルKサンクスを順次ファミリーマートに改装していくこととなった。

過去にもファミリーマートはam・pm、ココストアなどのコンビニブランドを吸収し、ファミリーマートへの統一化により他のコンビニブランドを消滅させているが、サークルKサンクスのファミリーマートへの統一化は史上最大級のブランド統一化になるだろう。なにしろ、両者の合併前の店舗数、売り上げ高、共にファミリーマートは業界3位、サークルKサンクスは4位と、なっていてサークルKサンクスは業界4位のコンビニチェーンだ。特に名古屋を中心とした中部圏の店舗数ははセブン、ローソン、ファミマなど王手を抑えて1位となっていた。

業界4位の規模を誇るブランドを3位のファミマへ全店舗統一化するのには抵抗がある。合併することによりファミリーマートの店舗数も増え、効率性も上がるかもしれないが、それによりどこのまちにいっても同じコンビニになってしまいファミリーマートへの抵抗を感じる人さえ出てくるかもしれない。

コンビニ戦争は最終決戦を迎えようとしている。

『「“最終戦国時代”に仲間か仲間じゃないかを、はっきりさせようじゃないか」。玉塚元一ローソン会長は中堅同業との連携を進める狙いをこう語る。セブン&アイ・ホールディングス(HD)はエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと資本業務提携に基本合意し、関西圏のセブン―イレブンに阪急阪神グループの「Sポイント」の導入を目指す。国内の消費が停滞している中、大手コンビニエンスストア3社の“陣取り合戦”は、さらに激化している。』

『沢田貴司ファミマ社長は「(店舗の1日当たり平均売上高である)日販はセブン―イレブンと差が開いている。量がないと質もついてこない」と強調する。』

2016年10月20日、日刊工業新聞ニュースイッチより

同業会社を買収してブランドを消滅させ、自社の店舗数を増やせば利益につながる。『量がないと質もついてこない』という発言からファミリーマートの焦りが感じられる。しかし量が増えれば質が良くなるとは限らない。それより個々のブランドの個性を活かし取り入れていくほうが時間は掛かるが将来的には日本全体の魅力をあげることにつながり、結果的にその会社のイメージ、利益をあげることにもつながると思う。

サンクスからの改装を告知する張り紙

閉店直後のサンクスの店舗 全国でサークルKサンクスの閉鎖、ファミマへの改装が進んでいる。


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