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執筆者の写真nagoya2000

【浄心】弁天通商店街にある「弁天通街角資料館」の街角まちあるきに行ってきた

更新日:2020年6月27日


西区の中心部、鶴舞線浄心駅を出てすぐのところに、七福神がある弁天通商店街がある。

浄心は、名古屋市西区役所が所在する、西区の中心エリアだ。軌道系交通が開通した歴史は古く、名古屋市交通局の前身、名古屋電気鉄道が大正四年に浄心前停留所を設置したのが始まりである。

最盛期には、3路線の路面電車路線が開通しており、交通の要衝として栄えていた。

しかし、戦後のモーターリゼーションの発展に伴う交通量の増加から、弁天通の道路拡張工事により、片側商店街化、そして市電の廃止などにより、徐々に活気が失われていってしまった。

昭和29年の弁天通商店街

市電が走っていた頃の浄心交差点。

現在の浄心交差点

そんな弁天通を盛り上げるべく、愛知学院の学生と連携して活動をしている「街角資料館」

その弁天通商店街に佇む、くらしの衣料大沢屋をリノベートして2014年に開業した。

街角資料館を拠点としている、愛知学院大の学生が今回、弁天通の「街角まちるき」ツアーを開催したので、参加してきた。

くらしの衣料、大沢屋の2階をリノベートして開業した「街角資料館」

昭和レトロな物品がたくさん並んでいる

浄心のような大都市の外縁部だけではなく、三大都市圏以外の地方都市では、モーターリゼーションの発展や大店法の改正による大型ショッピングモールなどの進出により2000年代以降、伝統的な歴史を有した商店街、市街地が急速に衰退しつつある。

大企業資本の進出による「都市の均一化」や個性を壊す再開発は、日本の伝統や文化を破壊し、地域コミュニティを破壊することに繋がるのではないだろうか?

そのような中で、「街角資料館」のような地元の歴史を継承した伝統的な商店街と、学生が共同で街を盛り上げる取り組みが広がっていくことが、商店街の再生に繋がっていくのではないかと感じた。

また、弁天通商店街の街角資料館では、8月18日に、親子で夏をとことん楽しもう! 「まちかどまつり」

(うちわ&シャーベットづくり)を開催します。詳しくは公式Twitterをご覧ください。

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