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  • 執筆者の写真nagoya2000

【名古屋のこれからを考える】『まち』を変える

更新日:2020年6月27日


先日東京ミッドタウンで開催中だった「暮らしの未来」NEXT GENERATION – インテリアデザイナー展に行ってきた。インテリアデザインが後回しされている現代においてインテリアデザインによって地域活性を実現しようという企画展。

インテリアデザインといえば、近年DIYによるインテリアデザインが話題となっているがDIYとまちづくりは密接な関係になっていくと思う。DIYとはDo it yourselfの略。『業者ではない自分自身でやる』という意味で使われている。

日本の戦後のまちづくりは、古いものを取り壊し新しいものに置き換えるスクラップ&ビルド型のまちづくりが主流であった。それを象徴するのが戦後の急激な経済成長に対応する為の都市部の計画的でない突貫的なインフラ整備や郊外のモーターリゼーションの発達による郊外型ショッピングモールなどの開発だ。特に近年全国で開発が進む郊外型ショッピングモールは地方の駅前の中心市街地の衰退をさらに加速させている。それにより日本全国どこに行ってもファミリーレストランやショッピングモールなどのチェーン店が連なりまちが均一化してしまっているのだ。今まで長く培われてきた市街地の文化を無視するかのように無造作に作られたものは地方の資本や魅力を潰し更に東京一極集中を加速させることにつながる。逆に東京を始めとする都市部では人口が増え続けている。

日本全国で古いものを取り壊し新しいものに置き換えるという動きが進み、更には人口減少が加速していく中で、これからの『まちづくり』は時代に合わせて違う形に変わっていかなければいけないと思う。今までは日本だけでなく世界中で『新しく開発する』ということが重点に置かれていたが、インターネットが普及した現代において『まちづくり』の概念が変わりつつあると感じる。これからはどれだけお金をかけずに文化を残しつつより良いものに変えていくか、ということが大切になっていくと思う。そんな中で昔からの文化を活かしながらより良いものに変えていくリノベーション、インテリアデザインが今後『まち』の概念を変えていくことに期待している。

群馬県中之条町の公衆トイレ

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